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クリセ

妥当9/12トロアス地方ホメロス文学における名称: Χρύση

『イリアス』が始まる場所。アポロンの神官が娘を身請けするためにクリセからやって来るが、アガメムノンがこれを拒絶し、神がもたらした疫病が詩全体の引き金となる。

クリセはアポロンの神殿がある沿岸の町で、アカイア人の陣営に十分近く、船で娘を送り届けてすぐに戻ってくることができる距離にある。詩の冒頭の争いは彼女をめぐる紛争であり、最初の100行は事実上、現地の地理描写となっている。

古代の地理学者たちは正確な位置について議論し、現代の調査でも決着はついていない。疑いの余地がないのはその地域であり、アキレウスが戦争を通じて略奪のために襲撃したのと同じ海岸であるトロアス南部である。

提案されている同定

  • トロアス南部の海岸

    提案者: Strabo, Geography 13.1

    妥当9/12

    ストラボンはすでにクリセがどこにあったかを議論し、複数の候補を報告している。それらはすべて、詩が要求する条件である、アカイア人の陣営から1日航海圏内にあるこの海岸に位置している。発掘された遺跡でこの名前に結びつけられたものはない。

    39.5500, 26.6000· 地域

    • 一次テキストStrabo, Geography 13.1
    • 考古学Archaeological survey of the southern Troad and the Adramyttian gulf, where the coastal sites of the Iliad's raids are sought
    • 一次テキストHomer, Iliad (trans. A. T. Murray, Loeb, 1924)
    確信度
    9/12 · 中程度の信頼度
    テキスト
    3
    考古学
    1
    学術
    2
    地理
    3

この分類である理由

妥当:地域は確実だが特定の遺跡は特定されておらず、これは『イリアス』に登場するトロアスのマイナーな町における一般的な状態である。

論争点

沿岸の候補地のうちどれがクリセであるか、そして詩がアキレウスによるものとする襲撃が、青銅器時代後期の沿岸戦争の実際のパターンを反映しているかどうか。

史料・文献

  • 一次テキストHomer, Iliad (trans. A. T. Murray, Loeb, 1924)
  • 一次テキストStrabo, Geography 13.1
  • 考古学Archaeological survey of the southern Troad and the Adramyttian gulf, where the coastal sites of the Iliad's raids are sought