オデュッセウスの帰還
オデュッセイアトロイからの10年に及ぶ帰郷の旅。ヨーロッパ文学において最も多く地図化され、かつ最も地図化が不可能な旅程である。本地図帳では、これを1本の線としてではなく、対立する複数の再構成案としてプロットしている。
- 地中海説推測6/12中15 · 経由地
- 大西洋説推測2/12極小12 · 経由地
復元ルート
トロイからの10年に及ぶ帰郷の旅。ヨーロッパ文学において最も多く地図化され、かつ最も地図化が不可能な旅程である。本地図帳では、これを1本の線としてではなく、対立する複数の再構成案としてプロットしている。
父親の消息を求めて、イタカからピュロス、スパルタへと向かい、再び戻る若者の旅。『オデュッセイア』におけるもう一つの航海であり、本地図帳において全行程を確信をもってプロットできる唯一のルートである。
軍勢がどのようにして現地に到達したか。『イリアス』は戦争の10年目から始まり、そこに至る旅路は当然の前提とされているため、このルートは「船のカタログ」、アウリス、そして海岸の陣営の記述から組み立てられている。
帰路についたのはオデュッセウスだけではない。『オデュッセイア』は序盤の数巻を割いて、他の者たちの帰還(ノストイ)を描いている。ネストルの平穏な帰還、メネラオスの8年に及ぶ回り道、アガメムノンの暗殺などであり、これらは叙事詩全体における対照群(コントロール)となっている。